本を買うときに、表紙だけを見て買うことがある。カッコいいとか面白そうだったり。
良い本だとやっぱり出版社も売りたいから、おのずと表紙にも力が入る。
だから表紙で選ぶのも、ただの当てづっぽうではなくて理にはかなっている。
それとは逆に全然表紙がよくないのに、中身がすごく良いものがある。
それがこの本『実学入門・経理がみえる会計』田中靖浩 著
たしか勝間和代さんの本で紹介されていた本だと思う。
その繋がりがなければ、一生手にしていなかったに違いない。
わかる通りタイトルが、ありきたりなんです。
本屋だと、カテゴリー別に陳列してあるから、同じジャンルの本が同じエリアに何冊もある。
その中に入ってしまえば、まわりの本と見分けがつかないです。
中身がしっかりしているのに。
内容は、大筋から説明されているので会計の全体像を把握しやすいです。
いちど全体像を把握しておくと、自分がどこが分からないのかが分かるので、詳しい人や専門家に聞く際にも役に立ちます。
無知の知ですね。
パズルの周りをいったん作って、それから徐々に中を作っていく。
どのピースがどこにハマるかは分かりませんが、これからどのくらい埋めていくのかが分かります。
全体像を把握するというのは、これと似ていますね。
それにしても、ぼくは経理だったり会計だったりがどうしてもやる気がでない。
数字が嫌いなわけではないし、グラフやなんかはテンションが上がる。
なんでだろう。
この前、これから大学を卒業するという青年にあった。
その子は経営を勉強していて、これから会社で経理関係の仕事に就くらしい。
「経理とか好きなの?」と聞くと、
「はい」と爽やかに答えていた。
ひとそれぞれ好きなモノがあるけど、人生のどの地点で好きと嫌いに分かれるんだろう。
その分岐点があるなら、いちど戻って「経理好き」の方向にいきたい。
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