ものごとが上手くいっている人というのは、世の中を正確に見ている。
人のこともよく見ているし、技術だったり学術的なこともよく知っている。
数学者が芸術に詳しかったり、文学者が建築のことに詳しかったりする。
それはいちばんに好奇心がつよいんだろう。
いろいろなモノを見て・多くのモノを吸収しているから、世の中のことが他の人よりも分かるだと思う。
その人たちがいう何気ない一言でもハッとさせられる。
それは見てきたモノがたくさん詰まっているからだろう。
「賢者たちに学ぶ」シリーズ/本田信伸
『自分を磨く言葉』
自分を磨く名言が10つのテーマに分かれて書かれている。
テーマは次の10つ,
勇気、視点、心構え、誇り、成長、感情、希望、情熱、運命、決意
視点の名言では、
最も困難なことは、自分自信を知ることであり、最も容易なことは、他人に忠告することである。/哲学者、タレス
といったものがある。
他人にはこうしたらいいのにと思うけど、自分のこととなると途端にわからなくなったり。
今感じていることが、ずっと昔の人も同じように感じていたんだと思うと感慨深い。
『道をひらく言葉』
こちらもテーマ別に
逆境、信念、智恵、習慣、行動、志、成功、目標、夢、挑戦、
となっている。
これを書いている間に気に入ったのが、
ゴルフにバンカーやハザードがなければ、単調で退屈に違いない。人生も然りだ。/『フォーブス』創業者、パーティフォーブス
という名言。
変な人に出会ってしまったときに、これも人生を退屈にしないために大切なことだと思えたら随分たのしくなりそう。
まぁできるだけ避けるけども。
『自分を超える言葉』
三冊目のテーマは次の9つ
不屈、突破、実行、向上、追求、貢献、使命、心理、発見
この本からも一つ名言をだすと、実行のテーマにあったこれ。
キュウリを植えればキュウリと別の物が収穫できると思うな。人は自分の植えた物を収穫するのである。/農政家・思想家、二宮尊徳
いまのやっていることが未来をつくるし、逆にいまやってないことは未来には存在しない。
ちょうど歯をみがきながらパラパラめくっていたら、この名言がしっくりきた。
虫歯にならないように、歯磨きをしよう。
これらの本はぱらぱらめくるのに良い本。
ちょっとした時間とかに。
日本には俳句のような制約のある短い文で、たくさんのものを表現してきた。
ウケテも短い文から、作者の想いや季節の情緒などたくさんを受け取れる。
名言などの短い文からでも、日本文化に親しんでいる人には多くのものを受け取れる資質があると思う。
人生のヒントにもなると思うけど、名言から偉人たちのことを思い巡らすのもおもしろい。
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